“腸の名医”小林弘幸医師によるみそ汁のスペシャル版「長生きみそ汁」。
カラダに良いので続けたいけど、リンゴ酢や玉ねぎの風味が原因で「ちょっと苦手」「正直、まずい!」と感じてしまう人も。
長生きみそ汁を美味しく食べる方法が知りたい
忙しくても手軽にできる方法でみんなの健康を考えたい
そんなママに向けて、長生きみそ汁(味噌玉)の健康パワーはそのままに
- 美味しく作る方法
- 作業をラクにするコツ
- 美味しい味噌選びのポイント
- 人気のレシピ
などを紹介します。
手軽で続けやすい味噌玉で、ムリなく家族の健康を考えていきましょう!
長生きみそ汁とは?
がんや糖尿病、動脈硬化など健康長寿をさまたげる病気や不調を遠ざける健康成分がふんだんに入った最強のみそ汁です。
公式サイト
味噌玉(長生きみそ汁)がまずいのは慣れない風味が原因
長生きみそ汁の味噌玉をまずいと感じてしまう理由は、
- お酢の酸味が得意じゃない
- すりおろした玉ねぎの風味、辛さが気になる
- いつものみそ汁と味が違う
- だしの風味がしない
- 好みが分かれやすい酸味も加わっている
このように、普段のみそ汁と異なる「リンゴ酢」や「玉ねぎ」の独特の風味を感じてしまうから。
玉ねぎの辛さが口の中にピリピリ残るという声もあります。
加えて、日本人が好きなだしの風味がきいていないのも、食べにくさを感じる原因の一つです。
長生きみそ汁の材料はこちら
(約10杯分)
- 赤味噌 80g
- 白味噌 80g
- 玉ねぎのすりおろし 150g(およそ1個分)
- リンゴ酢 大さじ1
慣れない味は、どうしても美味しいとは感じにくいため、味噌玉をまずいと感じてしまう人も少なくありません。
味噌玉の材料と作り方
はじめに、長生きみそ汁の味噌玉の基本の作り方をチェックしておきます。
材料(味噌玉およそ10個分)
約10個分の材料がこちらです。
- 赤味噌 80g
- 白味噌 80g
- 玉ねぎ 1個 約150g
- りんご酢 大さじ1
道具
おうちにあるもので手軽に作れる点もメリットです。
- 計り
- ボウル
- 泡立て器
- おろし金
+
- ラップ(味噌玉の保存用)
工程
- ボウルに玉ねぎをすりおろす
- 味噌、リンゴ酢を加えてよく混ぜる
- 冷凍庫で2〜3時間凍らせたらできあがり!
必要な作業は玉ねぎをすりおろすくらいで、材料をすべて加えるだけでOK。
とにかくカンタンで続けやすい点もメリットです。
時短テク(1) おろし金よりもミキサーを使う
味噌玉作りで面倒なのが、玉ねぎ約1個分のすりおろし。
おろし金ではけっこう時間がかかるし、けっこうな力仕事です。
玉ねぎをすりおろす工程は、ミキサー、ハンドブレンダー、フードプロセッサーなどを使うと楽ちんです。
玉ねぎにリンゴ酢の水分を足すと、撹拌しやすいです。
スイッチon→どろどろの状態になれば完了です!
時短テク(2) ラップより製氷皿やタッパーが便利
味噌玉の保存方法はラップで個包装が一般的ですが
- 製氷皿
- タッパー
- ジップロック
など家にあるものでサクッと保存するのがおすすめ。
製氷皿
味噌玉1つが30gほどなので、ちょうど良く収まってくれて便利です。
製氷皿を選ぶ際は
- 10個以上に仕切られたもの
- サイズに迷ったら大きい方
をポイントに選ぶと失敗しません。
タッパー
塩分濃度によって味噌玉は冷凍しても柔らかいままなので、単純にタッパーで冷凍しておいて使う分をスプーンですくうことも可能。
ジップロック
ジップロックに入れて板状にならして冷凍し、上から切り込みを入れるのもおすすめ。
食べるときにカットしてもOK
冷凍しても柔らかい味噌玉はそのままカットもできます。
単純にラップで棒状にくるんで冷凍しておき、食べるときに切り分けてもOK。
すぼらさんでも続けられそうですよね!
味噌玉を美味しく作るための味噌選び
ここから長生きみそ汁の味噌玉を美味しくする方法を順にご紹介していきます。
まずは味噌選びについて。
日本のスーパー食材と言える味噌は、大豆、米、麦などの穀物に麹や塩を混ぜ合わせて作られます。
発酵やアミノ酸の力で、旨味も凝縮。
とにかく種類が多い味噌ですが、中でも長生きみそ汁では赤味噌と白味噌を使います。
赤味噌
熟成期間が長く、赤みを帯びた色合いの赤味噌。
塩分濃度が高く、コクのある風味が特徴です。
代表的な赤味噌
- 八丁味噌
- 仙台味噌
白味噌
熟成期間が短く、白っぽい淡い色合いの白味噌。
塩分濃度が低く、麹の糖分によりふっくらとした甘みやまろやかさが特徴です。
代表的な白味噌
- 信州味噌
- 西京味噌
西京味噌は甘味が強いので、甘いのが苦手な場合は信州味噌がベターです。
味噌玉(長生きみそ汁)を美味しくする5つの工夫
長生きみそ汁(味噌玉)を少しでも美味しく続けたい方は、次を試してみてください。
- 火を加える
- だしを入れる(だしの種類、おすすめは昆布など)
- 味噌にこだわる
- 具材で楽しむ
- ちょい足しでアレンジする
1|火を加える
お湯で溶かしてすぐに食べられる味噌玉ですが、鍋で火にかけるひと手間を加えることで、
- リンゴ酢の酸味
- 玉ねぎの辛味
まずいと感じる主な原因が緩和されるので、より食べやすくなります。
2|だしを入れる
好きなだしをプラスすることで
- 美味しくなった
- 食べやすくなった
- 味に深みが出た
といった意見が多く見られます。
リンゴ酢や玉ねぎの風味には、昆布だしの相性が良かったという口コミも。
昆布、かつお、あご、いりこなど、好みの風味を加えて自由に試しやすい方法なのでおすすめです。
3|味噌にこだわる
味噌玉を美味しく作るためには、味噌選びにもこだわってみてください。
「だし入り味噌」などもみそ汁作りには便利ですが、「あまり美味しくない」「普通の味噌が一番」という意見もあります。
また、味噌玉にだし入り味噌を使ったら「べちゃっと仕上がって美味しくなかった」という口コミも見られました。
赤味噌なら八丁味噌、白味噌なら信州味噌といったように、ちょっぴり良い味噌を使うことで、味噌玉の風味が格段にアップしますよ。
4|具材として肉や魚介類を使ってみる
野菜、肉、魚介類と、味噌玉のレシピはバリエーション豊か。
肉や魚を使えば具材の旨味がスープにたっぷり溶け出すので、美味しい!と人気です。
好きな具材と一緒に、「お麩」や「油揚げ」などを加えれば、スープを吸い込んでさらに具材の旨味を口の中でしっかり味わえます。
5|ちょい足しでアレンジする
- ショウガ
- 黒胡椒
- からし
- オリーブオイル
- ごま油やラー油
味噌玉にちょっと加えて味変を楽しむのもひとつのおすすめです。
味噌玉とショウガなんかも相性抜群。
ごま油とラー油を入れると酸辣湯のような風味に。小ネギや煎りゴマを散らすと一層美味しくなります。
味噌玉の健康パワー【この材料に理由あり】
クセが強い材料で構成された味噌玉ですが、この材料である理由は毎日とりたいほどの健康食材だから。
- 赤味噌:血糖値の上昇を抑制、抗酸化作用。
- 白味噌:GABAや乳酸菌が豊富。ストレス緩和。整腸作用。
- 玉ねぎ:血管を強くするケルセチン含有。整腸作用。
- リンゴ酢:リンゴポリフェノールによる高い抗酸化作用。カリウムによる塩分の排出。整腸作用。
これらを毎日摂れればみそ汁でなくてもOKですが、他の方法で続けるとなると、なかなか大変です。
毎日手軽にまとめて摂れる方法が、おみそ汁というわけですね。
まとめ
今回は味噌玉(長生きみそ汁)を少しでも美味しく食べたい方に向けてヒントをまとめてみました。
仕事や子育てをしながら、栄養たっぷりの料理を用意するのはとても大変なこと。
お子さんや旦那さんの体調を考えながら、ママの料理の負担が少しでも楽になったら最高ですよね!
1杯のお味噌汁の健康パワーが、健康的な食生活を支える力となってくれますよ。